お知らせ・コラム
2024.01.15
COLUMN
施設内訪問看護とは?
介護施設における看護は、日々変化する入居者のニーズに応じた柔軟な対応が求められます。「施設内訪問看護」は、個々のニーズに対応するため、施設内の入居者の居室を訪れて看護ケアを行う特別なアプローチです。
ここでは、施設内訪問看護について詳しく解説します。仕事の特徴やメリット、求められるスキルや能力など、需要が増加している訪問看護への転職を考えている看護師の方はぜひ参考にしてください。
一般的な訪問看護と施設内訪問看護の違い
一般的な訪問看護と施設内訪問看護では、サービスを提供する場所とケアのアプローチに大きな違いがあります。
一般的な訪問看護は、患者の自宅を訪れて行うもので、家庭内でのご家族の看護や日常生活に対する支援を重視したサービスを提供します。一方、施設内訪問看護は、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの介護施設の居室を訪問するサービスで、看護師が施設内の入居者一人ひとりに焦点を当て、健康状態や特定の医療ニーズに応じて個別ケアを提供します。
施設内訪問看護は、入居者の日々の健康状態の変化に対応するだけでなく、長期的な健康管理計画の策定にも関わります。病状のモニタリング、定期的な健康チェック、処方薬の管理、必要に応じた医療処置などを行うだけでなく、入居者の心理的、社会的な側面にも配慮するのが特徴です。
施設内訪問看護の仕事の特徴やメリット
施設内訪問看護を行う看護師は、訪問看護事業所や訪問看護ステーションなどに所属しながら、施設内の入居者の居室を訪問して医療処置を行います。
施設内での勤務のため、移動時間が短く、1回あたりの訪問時間は決まっているため基本的に残業はありません。ワークライフバランスが取りやすく、看護業務に集中できるのがメリットです。施設内の介護スタッフや医師との連携が大切になるため、チームワークとコミュニケーション能力が向上します。緊急時にはオンコール対応が求められる場合もありますが、看護師としての迅速な対応力と決断力が強化されるのも魅力です。施設内訪問看護師としての仕事は、看護の専門性を深めると同時に、個人の成長も促してくれます。
施設内訪問看護で求められるスキルや能力とは
施設内訪問看護は、慢性疾患の管理、急性症状への対応、様々な医療処置の実施など広範囲にわたる医療知識と熟練した看護技術が求められます。
また、入居者との良好な関係を築くためには、優れたコミュニケーション能力と共感力が不可欠です。入居者の感情や心理状態を敏感に察知し、適切に対応する能力を身に着けていると業務がスムーズに進みます。さらに、チームとしての連携も大切で、介護スタッフや医師・薬剤師等と連携をとることで、入居者に対する包括的なケアを実現できます。
緊急事態に対応するための迅速な判断力も、施設内訪問看護には欠かせません。突発的な状況において、対応する場面も考えられるため、冷静かつ効果的に対処するメンタル力も重要です。
今回のまとめ
施設内訪問看護は、介護施設での看護における重要な役割を担っています。施設内で働く看護師には、高度な医療知識と技術、入居者とのコミュニケーション能力などが必要です。看護師一人で対応する場面もあるため、看護の専門性を深め、看護師としての成長を望む方には最適な選択肢と言えるでしょう。施設内訪問看護師は、入居者の日々の健康を守り、生活の質を向上させることに大きく貢献しています。
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