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2023.10.13

COLUMN

介護職は具体的に何をする仕事? 職場の種類や役に立つ資格もご紹介!

介護職は、高齢者や障がい者、重度の疾患がある方など、安心して日常生活をおくるための支援を必要とする方々をサポートする仕事です。社会が高齢化する中、介護職はこれからの時代において重要性を増しています。
ここでは、介護の役割や職場の種類、役立つ資格などについてご紹介します。

介護職の主な仕事内容は身体介護と生活援助

介護職の主な仕事は、身体介護と生活援助です。
身体介護とは、高齢者や障がい者の身体に触れながら行うサポートです。具体的には、入浴や排泄の補助、食事介助、口腔ケア、移動のサポート、車椅子やベッドへの移乗介助などが含まれます。
生活援助とは日常生活を送る上でのサポートのことで、高齢者や障がい者の身体に触れずに行うサポートです。調理や掃除、洗濯、買い物のサポートなどの家事、外出時のサポートなどがあります。
身体介護も生活援助も、居宅サービスの場においてそれを行うためには一定の資格が必要となります。
また、日常的なサポートを行いながら、心のケアも行っているのが特徴です。利用者との日々のコミュニケーションを通じて、生活の質(Quality Of Life:Q O L)を向上する手助けをしています。

職場は大きく「居宅」と「施設」に分かれている

介護職が働く事業所は、大きく「居宅サービス」を提供する事業所と「施設サービス」を提供する事業所に分かれています。

居宅サービスとは

居宅サービスは、自宅(サービス付き高齢者向け住宅〈サ高住〉や住宅型有料老人ホームも含まれます)で生活する人を対象とした介護保険の介護サービス全般のことを指し、「訪問サービス」「通所サービス」「短期入所サービス」等に分類されます。
訪問サービスは、利用者の自宅を訪れて、身体介護や生活援助を行うサービスです。
通所サービスは、通所介護(デイサービス)や通所リハビリテーション(デイケア)等、自宅で生活している利用者が定期的に施設に通いながら、身体介護を受けたり、レクリエーションを楽しんだりできるサービスです。
短期入所サービスは、施設に短期間滞在して生活して身体介護等を受けられるサービスで、家族等が自宅で介護ができないときなどに、短期間利用することが可能です。代表的なサービスとして短期入所生活介護(ショートステイ)が挙げられます。

施設サービス

施設サービスは特定の施設で提供されるもので、特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などが含まれます。期間の制限なく生活を送ることができるタイプや中期間滞在するタイプなど、いくつかのタイプがありますが、施設では24時間体制での介護が提供され、リハビリテーションや医療的なサポートを受けることができる施設もあります。

介護の仕事をする際に役に立つ資格

介護の仕事は一定の範囲で無資格でも行うことができますが、資格を取得している方ができる仕事の幅が広がり、就職や転職に有利に働きます。
介護業界で仕事をする際のファーストステップとも言える資格が、介護職員初任者研修です。介護職員初任者研修は、介護の入門的な資格で基本的な知識やスキルを習得できます。難易度も高くないため、未経験・無資格者は介護の仕事について知るうえでも取得しておくのがおすすめです。年齢、学歴問わず、誰でも受講することができ、130時間の研修を受けて筆記試験に合格すると取得することが可能です。資格取得までに必要な期間はおおよそ1ヶ月~3ヵ月、受講費用は3~5万円となっています。時間も費用もかかりますが、介護職への転職を検討している方は取得しておくと良いかもしれません。
また、2024年4月以降は、無資格者は身体介護業務ができなくなり、身体介護を行う場合は介護系や医療系等の特定の資格の取得、または、「認知症介護基礎研修」の受講が必須となります。このことについても十分留意して、積極的に資格取得を検討してみてください。

今回のまとめ

介護職は身体介護や生活援助を行うことで、高齢者や障がい者の方々の日常生活をサポートする大切な仕事です。居宅サービスと施設サービスを行う職場があり、それぞれの職場に合わせた業務が求められるでしょう。また、身体介護業務を行う場合、2024年4月以降は一定の資格が必要になりますので、無資格の方は、介護の基本的な知識やスキルを総合的に習得できる介護職員初任者研修を早めに取得することをおすすめします。

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